「木材は、鉄骨、コンクリートに比べて燃えやすく火事になりやすい。」とのお声をよくお聞きします。ご存知の通り、木材は燃えますが、燃え進むのがとても遅いという燃え方の特徴があります。
モノの燃焼には酸素が欠かせません。木材は、大気に触れた 表面が炭化するため、燃え進もうにも酸素の供給が妨げられてしまいます。
鉄骨、コンクリート自体は燃えませんが、原料や製品に引火して火災・爆発事故等が発生します。また、火災時の過熱によって鉄は強度が急激に落ちるため、建物崩壊の危険性があります。
火災時は、建物の素材より、緊急時の安全設計やBCP(事業継続計画)対応の方が重要と考えられます。
災害発生時は、人命が最優先となります。
火災発生時の建物の安全性確保では、①燃え進む速度をできるだけ抑えること、②建物内の人が避難できる動線を確保しておくことなどが必要となります。
消防法に準拠し、BCP(事業継続計画)の作成や、安全訓練の定期実施など実施します。