皆さんは「アイアンショック」と呼ばれる建築資材の高騰化をご存じでしょうか。
恐らく「ウッドショック」は耳にされたことがある方も多いかと思います。
「ウッドショック」は文字通り「木材」に関するもので、2021年から表面化して来た木材の供給不足に加え、
新型コロナウイルスの流行により更に供給不足を加速させて行きました。
農林水産省の木材統計調査によると2021年3月に約6万円だった杉材が10月には倍の13万円になり、
2023年8月においても約9万円と、2021年比では値下がりしたものの、
ウッドショック前と比べて未だに1.5倍の価格となっております。
しかし価格が高騰していたのは木材だけではありません。
「アイアンショック」とはコロナウイルスの流行が少し収まり経済が動き出したタイミングで、
中国での建築需要が大幅に拡大し主原料となる鉄鉱石が不足、その結果鋼材が大きく高騰した現象です。
鋼材価格指数調査によると2022年9月度の鋼材価格は2020年9月比で77.9%も上昇している結果が出ています。
さて、昨今の資材高騰ですが、次第に収束しつつあると言っても、この先どう推移するかはまだ不透明な部分があります。
そこでご紹介するのが「システム建築」です。
確かに、アイアンショックによって鋼材が高騰した今、システム建築自体も数年前と比較すると費用は高い傾向にあります。
しかし、そんな中でもコスパの良い工場倉庫建築を行うのであれば、圧倒的にシステム建築をオススメいたします!
ではなぜシステム建築は費用を抑えることが出来るのでしょうか。
費用を抑えることが出来る代表的な理由の一つに「使用部材の標準化」があります。
「使用部材の標準化」とは簡単に言うと、工場で同じ部材を大量生産することです。
在来工法であればご要望を受けオーダーメイドで部材を準備しますが、
システム建築は予め規格化された部材を現場で組み立てるだけで建築できてしまうので、大幅に建築コストを削減することが出来ます。
中には在来工法とシステム建築で比較した際、1000万円以上の差額が出た例もございます。
建築資材の高騰で、思うように予算が合わないというお悩みを抱えている方も多いと思いますが、
是非一度システム建築をご検討いただければと思います。